〜ウィル2と私〜
イースターの奇跡 |
「2」というより、外伝なのですが2作目ということで。 本編をコンプリートした数日、たまたま安価なのを見つけて、こちらのソフトも入手しました。 たしかにこちらは1周が短かったですね〜。(精霊たちが人形に宿る復活祭の1週間だけ)数時間で終わりました。(既読スキップを使うと30分ちょっと??) 本編のノーマルEDから1年後という設定で、ハンナの家事もかなり上達したようです。 もう奇跡ばかりのゲームですが(笑)、彼らに会えるのならなんでもよし!。 なにせ、一度は解放された精霊たちがまた同じ姿で会えるんですものね〜、ハンナじゃなくても感激?? しかし、今度の人形の体はハンナが作ったという設定だから驚きです。寸分違わず・・・だなんて、やはりただものじゃないですよ。密かに寸法でも測ってたのかしらね?(笑) さて、プレイして。全体としてはまさに逆ハーレム。どんな会話を選択してもイヤな顔はしません(きっぱり) みんなが言い合う場面がとても面白くて、笑っちゃう場面が多々ありました。 イグニスとジルの留守番がお気に入り。でも、どのルートも全く同じなのでそれが残念。 そしてあきらかにエミリーが最強かなっと。 でも、ラブストーリーとしては、あまりの展開の早さにちょっとついていけないです・・・。 (なので、じっくり愛をはぐぐみたいと思う者としては、かなり設定がもったいない気がします) 何せ1週間の間に、ハンナが1年ぶりに再会した精霊たちと、いきなり恋を自覚して両想いになってハッピーエンドですよ。しかも、精霊たちも人生を覆す決意をするし。(このパターンは一部のフリーゲームのような感じの印象もないわけではないけれど)まあ、「ファンディスク」と銘打ってあるだけに、ファンへのサービスと考えてもいいでしょうね。 両想い前提なんですけども、(どのルートでもそうなんですけど)5日目にいきなりハンナが焦って彼らを追いかける場面が唐突すぎるというか・・・「え?どうしたの?いったい何?!」って違和感を感じます。 でも、この1週間しか一緒にいられないという切なさは十分感じますよ。 ちなみに今回は「ハンナ」のデフォルト名だと、声つきで呼んでくれるのが嬉しいかな。 1)ルディ・・・で、今回はもうしょっぱなからルディを狙って一直線ですよvなので、あっという間にラブラブEDですvっていうか、もう自由を満喫して言いたい放題のルディがなんというか見ていて気持ちがいいくらいです。 でもって、ハンナに対する熱烈さもUPしてクラクラしますね〜vv あれだけオープンに好意を寄せられると、快感ですv(笑) アーヴィンに挨拶した時の毒舌ルディ、アーヴィンに八つ当たりして荒れるルディ、すべて愛しすぎるv ああ、もうその場面を絵で見たい!!(てか、昔の自分なら描いてますね) 相変わらず綺麗な顔立ちにうっとりだし、○○シーンは感動的だし、最後の涙も綺麗だし、短い間によくもまあという感じですが、ルディがよければすべてよしですv(なんやそれ) やっぱ、あの嘘をついてハンナを殺そうとした直前の告白が、心の叫びが胸にぐっときました。 (うう、アプリコットの元気くんみたいだ) しかし・・・、肝心のエピローグのスチルがいまいちだったのがなあ〜、ちょっと残念! 余談ですが、アーヴィンさまが元気で、しかも多少行動的になってたのに驚き。前作悲惨だったので、余計にそう思いました。なにせルディを牽制するんですからね。 2)ジル・・・本編のジルよかこっちのほうが好きかもね。やっぱ前作は精霊人形としての枷があったからかなあ。オーナーがグロリア様だったとしてもハンナに変わってもそれほど、ジルはハンナに対して思う気持ちを表すことはなかったと思うのだけど、こちらでは結構表現されているので、なかなかよいです。 (実際彼が言ってることは、いまいち理解不能なんですけども) ここではグロリア様が一皮むけて、ジルにお説教してるのが、心地いいです。大人の人〜って感じ。 (ただ、グロリアとジルが一緒にお茶をするスチルの顔はいまいちでした) しかし、何が驚いたって、エピローグですよ。ジルさん、寝てるのですけど(上半身)裸・・・ あの女性的な容姿からは一転した、たくましい体です。いや、びっくり。 う〜ん、ルディもこれぐらいサービス?してほしかったなあ。 3)イグニス・・・やっぱ彼はカタブツの真面目だよな・・・。いい奴なのにあんな役目を負っていたなんて不憫だ・・・。とまあ、本編とは違うイグニスに会えます。イグニスだけ攻略してると、やっぱイグニスいいかもって思います。イベントでハンナを見守って尾行する場面が笑ってしまいますね。ある意味ジャックに次ぐ天然ボケかもしれません。ちなみに、やっぱハンナからの行動が多いよね。エピローグもほのぼの〜って感じですv 4)ウィル・・・めちゃ口悪いんだけど、一番繊細かもな〜って思ってしまった。途中のイベントはともかく、あの告白場面はちょっと・・・感動したよ。ハンナのほうが彼を追いかけるのだけどさ。(ルディは心のままに彼女を求めるけど)ウィルは一歩引いて彼女を想うからこそ、彼女を拒否するという・・・そんな苦しさが現れてましたね。 ちなみにエピローグの彼、味覚はともかく、塩分とりすぎで病気にならなきゃいいけれど。 5)ジャック・・・思いっきりお笑い系統なジャックですが、一番アップに耐えられるかもしれないですね。挙動不審ですが、はっきり言ってくれるので一番安心できるキャラかも。告白にもはっきり「お前といたいからここに残る」って言ってたしね。エピローグも笑っちゃいます。 6)エミリー・・・今回追加されたエミリーのED。いわゆる友情EDらしいのですが・・・ルディいはく「僕としては複雑なんだけどね」にちょっと同感。だってハンナが他の誰よりも好きなのはエミリーなのだから。 当然ながら男女間のようなドキドキ感はないですが、でも、ラストでエミリーがハンナの元に戻った時の「嬉しい・・・どんなにこの日を夢見ていたか・・・」と涙を流す場面は、今までのエミリーの強い想いが感じられて、じ〜んとしました。 ★ミニゲーム・・・今回追加された間違い探しのミニゲーム(なんか携帯ゲームでは種類が増えてるのだそうな)。 各精霊人形たちのスチルにイースターバニーが落書きをして、それを見つけるタイプ。難易度は易しいです。 しかし、このミニゲームがすごくやりづらい。ゲームが、じゃなくて、仕様が。 なぜって、ゲームを始める前に、イースターバニーが登場して長々と話をするのですが、それがスキップできないんです。1人のキャラがクリアされると、次はそれがないので「一度見たらいいんだ」と思っていたら、翌日ゲームを起動したら、また同じ話が長々と続いて毎回それを聴かないとミニゲームにトライできないのは、かなりイライラします。 ★しかも、これがよくわからないのですが、物語に出てくるスチルは一度見れば「CG鑑賞」で見れるのですが、このミニゲームでゲットしたスチルは、その日は「CG鑑賞」にあっても、翌日見たら消えていたのです。 さらに、特定の日に見れる「グリーティングカード」も一度見たら消えないのかと思っていたら、これまた消えてるんですよね。・・・ということは、この「CG鑑賞」のスチルって、いつまでたっても100%達成できないのでは??と思いました。(攻略本とかサイトを見てないからそう思うのだけど)それが興ざめでしたね。 ちなみに、ミニゲームでゲットできるスチルは、イースターバニーが見せる、大切な人の未来になるかもしれない幻です。(ネタバレなのでいいませんが、感想だけ) ウィル・・・スチル、ちょっとヘンかも。明らかにスタッフが遊んでますね。 イグニス・・・実は最初見た時、何をやってるのかわかりませんでした。ヘルメットが飛んでいたので、工事のおじさんかと思ったら、コメントみて何かわかったんですけど、スチルとしてはあまり好きな絵じゃないです。 ジル・・・これは・・・意外だったけど、ありそうなジルです。顔もかっこいいですね。 ルディ・・・見て「おおっ」と思いました。学生みたいで、ちょっとときめきましたよ。コメントみたら某職業でしたが、予想外のスチルにびっくり。てっきりホスト系かと思ってました(笑) ジャック・・・ありそうで意外性がなかったです。 7)エミリオ・・・さて、ミニゲームをとりあえず、すべてクリアして残りのEDをトライしようと思いました。その1つが、今回追加されたというエミリオというキャラクター。容姿はエミリーを男の子にしたような感じです。 でも、物語にはエミリオは出てきません。なので、どこをどうしたらエミリオに会えるのかわからなかったんですけども、とりあえず、エミリーに似ているのだから、エミリーを選択して、好感度のあがらないセリフ(つまり今まで選んでいなかったセリフ)を選んでいきました。すると、5日目に出てきて「やった!」という感じ。 かなり、面白いキャラになっています。いや、面白いというか、小悪魔的というか、なるほど〜って感じで、展開としては面白かったですが、ハンナよりも年下っぽいので、今まで出なかった「年下キャラ」かも。 や〜、あの他の精霊人形たちに対する好戦的な態度が面白いです。ライバル視、むき出し(笑) 可愛いっていいっちゃ〜、可愛いんですが、なかなかあなどれないのですよね〜。 彼のハンナへの愛情は筋がね入りなので、ハンナが押されてる感じですね。エピローグで近所に「自分が恋人だ」と言いふらしているという当たり、用意周到な気がします。 そうですね〜、大きくなったら一番ルディといい好敵手になるのでは??と思いました。(どちらもハンナに対しては子供っぽいほどに独占欲が強くて遠慮しないから)ウィルはたぶん負ける、子供に弱いから。 あんまりときめくことはなかったけど、そういうことが想像できて楽しいですね。 (昔だったら、漫画描いてるかも) ★エミリーとエミリオをクリアすると、スチルが1つ埋まるのですが、「5年後のエミリー・ハンナ・エミリオ」です。かなりエミリオ、予想どおりかっこいい青年になってます。しかし、私はエミリーの胸から目が離せませんでした。かなり乳ボインです。(寄せてあげてる?) 8)ドリームED・・・本編にはなかったグランドEDというものらしいです。これまたどうやって見ればいいのかと思案しましたが、とりあえず、みんなが幸せということは、好感度に偏りがないということだよな〜と思って、試しに精霊人形をバラバラに選択して、会話も好感度があがらない方を選んでみました。(選んでもよかったかもだけど)そしたら、6日目にようやくミセス・ディビスが現れて、異なる話になったな〜と思いました。 ・・・で、見たんですけど。あれはちょっと、ヘンといやあヘンですね。 いや、一度別れて精霊たちは期限が切れて人形から離れるんですけど、あっという間にまた復活するというのが、ちょっと笑ってしまうというか、復活祭の間という時間がなかったせいかもしれないけども、ちょっと手間暇かけすぎって感じですかね。 じゃあ、彼らがいる間にハンナが我慢せずみんなに「行かないで」と言葉にしたら、彼らは一度離れずにそのまま残ってくれたのでしょうか。 実は私はそうだといいなと思ってました。だって、ミセス・ディビスが作ってきてくれたパイをみんなが食べようとしてくれた時、私も結構じ〜んと来てしまったんですよね。 食べ物を食べられない彼らが、ハンナのために食べるお芝居をしている・・・というのが切なくて。 でも、実はこの時点ですでにハンナに内緒で彼らが人間になっていたらいいだろうなあって思ってたんですよ。 だから、芝居でもなんでもなくて、ホントにパイを味わっていたらいいなって。 だから、いったん人形から離れてしまって、またすぐに戻るというのがもどかしかったというか。 でも、彼らにしたら、ハンナが望んでくれなければ、自分たちの決心がつかなかったというか、奇跡が起こせなかったのですね。たぶん。(しかし、6人一心同体か?) そしてエピローグは・・・みんな一緒にピクニックに行って、めでたしめでたし・・・なはずなんだけど。 私はちょっと複雑でしたね。たしかにみんなこの時点でHAPPYなんだけど。 それを望んでいたと思うのだけど、実際彼らが全員残ってくれたらなんか寂しいというか。 こういう終わり方ってアンジェでもあったけど、なんでこんな気持ちがわくのかなあと考えてみたならば、やはり彼ら精霊たちの決断の重さ・・・があるからでしょうね。彼らはハンナと一緒にいたいがために(もしくは自分が精霊に戻りたくなかったかもしれないけど)精霊としての力と残りの命を削って、この世に生まれ変わったわけです。 なので、例えばみんなハンナが好きだったとして、でも、いずれハンナと結ばれるのは一人で、その他の彼らはこれからどうするのか、(いや、ハンナも彼らとは全く別の人を選ぶかもしれないけど)その時に彼らはまた別々の道を歩いてゆくのだろうか、と思ったんですよ。ハンナの幸せを祝福することは疑う余地はないのだけど、例えば、彼らももしかしたら別の女性と恋に落ちるかもしれないし、ずっと一人なのかもしれないし、それぞれの道を歩いて出て行くのかもしれない・・・そう思うと、ちょっと複雑だなって。 まあ、これもヒト故の悩みなのでしょうね。人形のままならば老いることもないし、ある意味死ぬまで一緒にいられるわけだしね。まあ、そんなことを感じたEDでした。 |
ドラマCD「クリスマスの軌跡」 |
聴きましたv 精霊人形たちとヒロインの人形師・ハンナがずっと一緒に過ごしたいとお互いが願い、そして精霊人形たちが生身の人間になって初めて迎える特別なクリスマス。なのに、肝心のハンナが仕事で家をあけることになり・・・ というところから話が始まります。 (ゲームのファンディスク「イースターの奇跡」夢エンドの続きという感じですね) 話も作品のイメージにぴったりなちょっぴり切なさがつまったものになってます。 少しお笑い担当でジャックとイグニスががんばってますけどね。ジルは一番の大人らしく理解があり、ウィルはちょっと・・・ひねくれてましたね(苦笑)エミリーは相変わらずでしたが、声がゲームとちょっと違う気がしたのは気のせいでしょうか。私はルディがハンナにクリスマスプレゼントをたくさん贈る理由を告げた時が一番ジ〜ンとしました。ルディ、好きだ〜〜!! あと、このドラマCDの特徴は、ハンナ自身が声として登場していないことかな。主人公の声がないドラマCDはいくつか聞いたことがありますが、その中でもこちらは比較的うまく出来ていたのではないかなあと思います。 例えばハンナが家に帰ってきた時とか。まず馬車の音が聞こえて、近所の親子の「あ、帰ってきたようだね」という言葉があって、元精霊人形たちの場面に変わり、再び馬車の音が聞こえ、彼らは準備万端でハンナを迎えるという感じなのです。少なくとも、(言いたかないですが、ロデのおやすみCDみたいに)くどいほど「え?『○○・・・』だって?」とヒロインのセリフを聞き返す手法でのセリフが1つしかなかったことはストレスなく聴けたかなと思います。 |
サウンドトラック |
サントラだけなので、アルバムの半額ぐらい1500円ほどで販売されています。 特にアレンジもなさそうで、ゲームそのまんまです。 細かい音楽はなさそうですね。(もともと使われてないのかも?) ゲームを振り返るにはよいですが、これを聞いて眠れることはないです。 (ドラマちっくなので、むしろ目が覚めます) |