〜魔法使いとご主人様〜
(注:初版のものです)
一度やってみたかったクインロゼの原点?ともいうべきゲームですね。 プレイしたのはハトアリ・アラロス・クロアリの後なので、主人公の毒舌?も全く気にならなかったです(苦笑) さて、この話は魔法の国のプリンセスなのに、魔力がいっさいない彼女が王族としてその身を守るために、魔法学園に入って25日間かけて従者を作ることが目的だそうです。その従者をみつけられなければ、田舎で隠居生活だとか。 従者は一応候補がいるのですが、特別なりたいという奴らじゃないんで、こっちがくどくという意味では、キャッチコピーの「つくすより、つくされたい」のはちょっと違うかなと思います。 まあ、つくされるのは従者になった時の結果論ですかね。 従者といっても、一生相手につくす従者なので結婚相手にもなれる位置ということで、かなり重要な役割らしいです。だからこそ主従恋愛ゲームなのですが。 最初見たとき、CGはまるでゲームメーカーが作った市販品とは思えないほど雑だなあと感じました。 背景は綺麗なんですけど、、横顔とかのUPとかにギャップがあるというか、ムラがありすぎるし。 何よりCGによっては服とかもきちんと書かれていないのには唖然。魔法を使うところは綺麗なんですけどね。 システムも超めんどうですね〜。とにかく選択肢を選ぶためには、余計な演出があるので時間の無駄。 いわゆる親密さも「秘密の館」で知ることができるのですが、それを知りたいだけなのにいちいち会話が面倒すぎる。 25日間は思ったより時間があります。何せ1日3回分かれていて、しかも食事が3回あるので進むのが遅いです。食事も毎回面倒くさいです(最初からランダムにしてたけど)あまりにヘンな食事になると、リロードしてました。まあ、「アリス」みたいにキャラの出没ポイントが必ずしも固定されていないので、そのあたりは通いつめるにしても難しかったですけどね。 ■主人公・・・デフォルト名アリシア=ヒルデガルド。(名前はそのままだったけど、苗字は変えました) 魔法の国「ルーンビナス」のプリンセス。正真正銘の王女さまかと思ったら、今の王様の姪っ子と知って、ちょっとがっかり?放浪癖の兄がいる(「アラビアンズ・ロスト」のマイセン)まあ、王位継承者ではあるんだけど、ちょっと格が下がったというか。 だもんで、ED見て「領主になった」と読んでも、地方の領主かなと思ってしまいます。 一番最初に公式サイトで見たとき当時は、妙なコスチュームだなあと思ってました。 ちなみに誰かの転生らしいです。(謎) さてさて、やり始めたら結構夢中になってしまいました。 まあ、タルイのはクインロゼさんの十八番?なので、仕方ないのですが。 話によると、EDパターンが50通りあるらしいんで、「コンプリートは時間的にも無理だろう」と思いました。でも、だからといって攻略サイトを見るのも楽しみが減るので、ボチボチやることにしました。なので、初回から適当にやりました。 まあ、大抵どのゲームでも初回は誰とも恋に落ちないEDになるんですが、これは途中でわかってきたので間に合ってなんとか従者が出来ました。 ってわけで、キャラ紹介兼ねて見たED順に書こうと思います。(ED名は適当につけた) そうそう、このゲームは初期のせいか、声が入っていません(残念) ■ロイド・・・魔法大好き・研究大好きな堅物。メガネキャラで美形です。(容姿は好みv) 話せば論文のような難解な言葉が飛び出し、常に新しい研究を追い求め、即結果を出すことが当然といった様子で、知識のなさそうなプリンセスを小馬鹿にしているところもあり、従者従者候補に選ばれたことも面倒だと思っています。 1)領主・従者ロイドED 当初プリンセスの幼馴染のミラーを狙おうかなと思ったんですが、あちこちみんなと会っているうちにロイドのイベントが発生して、それからはロイド狙いになりました。しかし、途中なかなかイベントがなくてあきらめそうになりましたが、途中で登場するメイドさんのアドバイスで、そっから集中的に彼と会って親しくなりました。(魔法の香水も入手できたし) ちなみに途中、2回目に謎の学生?ユウとあった時にバグがあって、選択してもそこから全く画面が動かず(記事が消えてるから、公式サイトから修正パッチもDLできないしね〜)だもんで、仕方なくユウに出会わないように気を付けました。 で、なんとかロイドとのイベントを進めていって、途中はちょっとドキドキ感を味わえたんですけど、ラストはあまり甘くなかったです(残念) しかし・・・ろくに勉強してないのに、後半は噂だけで頭脳力や評判が高くなって、なんだこりゃって感じでしたね。頭が賢すぎて従者ができないかと心配になりました。(あくまでも推測) 領主になるEDって、結局想った相手が従者になって・・・ということなので、いわゆる恋愛EDなのですね。EDというより、魔法研究大好きなロイドが、変わり者?のプリンセスにひかれてゆくところとか。噂に動揺するところとか、そういった途中のほうがときめいたかな・・・v 2)失恋・学者ED(?)いわゆる従者も見つけられず、恋に敗れて田舎暮らしのED。 ミニドラゴンのセラスと一緒に過ごし、プリンセスは学者になっています。 3)学者・ロイドED 大抵相手との好感度?が350以上だとMAXで従者EDになるようですが、その手前まででおさえて進めていったら、学園で研究を続けたいロイドは従者にはなってくれなかったけれど、恋愛感情があって縁は切れていない状態らしいです。 なので、アリシアは資格を剥奪されて田舎で学者になり成功して、そこにロイドがたびたび訪ねてくるというED(なんだか通い婚のようだ)私はそちらもなかなかいいなと思います。 ■セラス・・・一見、プリンセスと同じ年に見える青年ですが(人型の時はちょっとヘタレっぽい)、その正体は孤高の異種族・博識あるドラゴン。本当は大きな体だが、力を持っているので自由自在?に変化できて、ミニドラゴンにも人型にもなれる。その偉大なるドラゴンが何故プリンセスの使い魔、召使いになったのか。それは彼のイベントで明かされます。また、彼の正体を知っているものは一部分で、学園では人型でアリシアについてきます。もう、文字通りアリシア命・・・な可愛い?奴です。 4)学者・セラスED セラスのMAX手前で従者に選ぶと顔のUPスチルが出て、丁重にお断りされます。 が、元々使い魔なので、そのまま一緒に田舎暮らしなのですけどね。 学者になって成功したアリシアと、せっせと人型セラスが世話をやくEDで、失恋EDとどこが違うんだと思うのですけど、最後にアリシアが「セラスのことはあきらめてないわよ!これから落としてやるんだから」と意気込んでいました。 (ただの失恋EDは、断られる時もスチルがないし、セラスもミニドラゴン型です) 5)領主・従者セラスED セラスが従者となり、これまで通り領主となったプリンセスと一緒にいるED。 これは・・・なかなかツボだったかもしれません。 イベントでセラスと幼いプリンセスとの出会いを知り、彼の本来の姿を知って驚きました。(それがなぜあんな風に変わったのか、やはりプリンセスの影響?) また、プリンセスの両親のことも触れられているので興味深かったです。 セラスは・・・盲目的な愛とでもいうんでしょうか。「アリス」のペーターの原点かなあと思ってしまったのですけども、違うのは彼が恋よりも確固とした絆が欲しいと望んでいたこと。人とドラゴンでは生きる時間が違うこと。なので、ちょっぴり切なさがあります。両想いみたいでそうはならない、みたいな。 プリンセスが死んだときには自分も死ぬと言い切ったセラスに、ギュッと胸をわしづかみにされたように感じます。まさに大きな愛?ある意味一方的な・・・かもだけど。 でも、EDはちょっと甘かったですね。っていうか、プリンセスの言葉で妄想できます。 なんだ〜、セレスってばアリシアの告白を受け入れなかったくせに、結局やることやってるんじゃないの〜?事実婚?みたいな。途中のあの切なさはいったいどこへ・・・という感じでしたね。 まあ、ご主人さまに誘われたら拒めないのかもしれませんが(苦笑) でも、プリンセスもあれほど思われたら本望じゃないですかね(笑) ちなみに、ミラーとのケンカも好きですし、ハワードとケンカしてその後猫に嫉妬するシーンも大好きですv あと、次に書くハワード攻略時に見れるセラスのイベントがあって、こちらもすっごくセラスのプリンセスに対する愛というか執着というか・・・が深くてドキドキでした。ある意味狂ってるのは、やはり「アリス」のペーターと同じですね。 ■ハワード・・・魔法学園の若き?執務長、謎の多い人。なにやらセラスと同様、プリンセスの前世?とか知っている様子。 6)領主・従者ハワードED イベントはあんまり甘くないのですけど、途中でプリンセスがハワードの手をペロペロなめたのが、結構「え〜!?」って感じでした。アラビアンズ・ロストでは、カーティスがプリンセスをなめたけど、こっちはプリンセスがなめていたんで・・・ありえな〜い・・・(笑) えーと、ハワードの攻略には「魔法の香水」が入手できず、途中のセーブデータからの攻略だったので、かなりキツかったです。なにせED直前にやっとギリギリMAXだったから(350ぴったし) ちなみに彼は従者になっても、諸事情により学園の勤めをやめることはできず、兼務という形です。 しかもEDで知ったのですが、彼は役目を終えるまでずっと年をとらないんですって。 つまリ、セラスと同様プリンセスと時の流れが異なってしまうということで。でも、違うのはハワードの力を使えば、プリンセスの時を止めることができること、魔法を使えるようになることなのですが・・・プリンセスは断ります。それがまた切ないですね。 (このあたり、フリーゲームの「エターナルロード」を彷彿) 7)学者・ハワードED ん〜と、領主EDの前に1つ☆を落として、349にして迎えました。 なんかあまり印象に残ってないです。ハワードは従者を辞退したけどまた会いに行くと約束して、学者になったアリシアの元へ訪れるって感じ。 8)暗殺ED これは、どのルートでも発生するプリンセス暗殺未遂事件にて、とうとうプリンセスが暗殺されてしまうEDですね。ハワードを攻略中にネロとの会話がひっかかって選択肢をセーブしてて、その答えを変えてみたら・・・誰も助けに来てくれず刺されちゃいました。 (ネロはハワードの召使いらしいが、これまたプリンセスの前世に関わってるらしい) ■ミラー・・・プリンセスの幼馴染で、伯爵家の御曹司。魔法学園に在学しており、プリンセスと再会する。黙っていれば、金髪碧眼の王子様の容姿なのだが、口を開けば嫌味やナルシーな言葉が連発。 しかし実はプリンセスが好きなのだが、気づいてもらえない不憫な奴。 9)領主・従者ミラーED セラスについで気になってたキャラクターだったので、攻略が楽しみでしたv 作品のキャラ紹介にもはっきり「プリンセスが好き」とあるので、よほど不器用なのかと思ったら、予想よりも遥かに口が悪くてナルシーでした。でも、予想よりも遥かにピュアでした。 なんていうか、ベタなんだけど、幼いころの約束とか。身分違いに悩みつつも、一途にプリンセスを想い続け、従者候補になるために魔法学園に入って努力していたとか、そのけなげさに泣かされます。 でも、ミラーの気持ちはプリンセスにはなかなか届かず、思い切って?押し倒しても、プリンセスに蹴られて殴られるのがミラーらしいというかなんというか。 特にプリンセスがミラーに決めたシーンはもう感動で(?)、「ミラーよかったねv」と一緒に喜んだんですよ。しかし、ED自体は・・・ちょっとセリフがアダルトで・・・正直下世話であまり聴きたくなかっです。しかも、ミラーのほうがプリンセスに襲われていたし(泣)なんかトホホで幸せなミラーくんて感じでした。S気質の人はいいかもしれません。(てか、そういうプリンセスが好きなんだよね、ミラーは) 10)学者・ミラーED ミラーの場合、最初からプレイして飛ばしすぎたので、領主ED攻略セーブデータからMAX以上(371)だった親密度を途中から無理やり落とすのはギリギリでした。 このEDはミラーがプリンセスの申し出を断ったわけですが、彼は王族としての資格をはく奪された元プリンセス(今は学者)の元へ毎日のように通います。つまり、今までプリンセスとは身分違いだったのが、一緒にいられる位置になったということで、アリシアに自分と結婚しないかと臭わせます。(言葉では言ってないけど、そんな感じ)こっちのほうが領主EDよりもミラーが頼もしくて好きだなあ。 ■リューク・・・くそまじめな魔法剣士?天然の体育系です。 妙にプリンセスをあこがれの目で見ています。紳士といえば紳士なのでしょうが、ちと物足りない。 11)薬師・リュークED リュークの時はちょっと実験的に、できるだけ頭脳力をおさえました。といっても、できれば「High」まで行かずにすみたかったんですが、評判があがると自動的にあがってしまうので苦労しました。 そんなわけで、リュークのイベントを避けてどうかなあと思ったら、学者ほどには学力がなかったということで初めて薬師EDを迎えました。これは結構調節が難しいですね。 12)従者・リュークED なんていうか、とてもさわやかでした。そんなにアマ甘でもなく、下ネタもなくさわやかすぎて拍子抜けしました。いえ、好きなんですけどね。コメントがたった2行ですみません。 13)学者・リュークED 薬師とほとんど変わらないのでつまらないですね〜ってことがわかった。ってことは、スチル(プリンセスの姿)プけなんで、薬師EDは捨ててもいいかもしれないなと思った次第。 ★途中で、魔法使いとご主人様のイメージアルバムといっても、ボーカル集なんですけども、購入しました。OPの歌が聴きたかったので。 ゲームはちょっとお休み。あとは年上の先生と女の子だけだし。(あんまり気のりしないなあ) (暗転) なんと、2010年にリメイク版が発売されるんだって〜、公式サイトみてびっくり。 しかも全キャラクター顔が全く違う・・・(なんだそりゃ〜) 新しいのはクリムゾンと同じ人っぽいね。 しかも、新キャラ追加で、クリムゾンに登場してる人。 さすがにこれも抱き合わせ戦略でしょうか。 だんだん、コーエーさんみたくなってきたように思うのは私だけでしょうか。 へたれでも、顔は初版のほうが好きかもね。 というわけで、たぶん今はリメイク版のほうが主流になっていますね。 |