〜遥か4と私〜

◆「遥か4」は、発売が2008年というから、3年後にプレイしたというわけですね。かなり中古でも安価になってました。(っていうか、ベスト版も後日出るみたいだしね)
私はろくに内容も知らなかったんですが、アマゾンではけっこう中ぐらいの評価が多かったように思います。(でも、皆さんのレヴューは読んでません)まあ、「遥か3」の評価が良かった分、なかなかそれを超えるのは難しいだろうけども、あまり期待はしていなかったんですが、実際プレイしてみて、私はなかなか楽しめたと思います。
少なくとも、プレイしたものの、なかなかレヴューが書けず放置している作品よりは、集中的にコンプリートめざして没頭できたかな・・・と思います(汗)大体コンプリートで50時間ぐらい・・・かな?(もちろんスキップ機能あり)約1週間ぶっ続けでやって、元々の体調不良で気持ち悪いのか、ゲームのやりすぎで気持ち悪いのはわからないぐらいでした。

ちょっと、今回ロープレ風味ですが、特別レベルあげしなくても大丈夫。でも顔グラと、3Dキャラが同時に出ている画面はちょっとうっとうしいかも。(どちらを見ていいか迷うし、画面では切羽つまってても、3Dキャラのほうが動いてないと、ちょっと違和感)
操作性は・・・う〜ん、あまりよくないかなあ・・・クイックセーブとロードをよく間違うんだよね。
一押しで、できればなあ・・・普通のセーブと変わらない手間があります。
ロープレ風味と書きましたが、中途半端ですね。部屋の中で物を探すにしても数は少ないし、途中で入れる場所があっても、ほとんど人もいないし・・・つまらないので、イベント以外寄り道しませんでした。
バトルも円陣なんだけど、「3」と違って敵が一人一人対応しないといけないし、その反面お目当ての人が早く助けに来てくれるのは嬉しいですけどねv一度にキャラが動けば早いんだけど、一人一人なので、たるくて、ほとんどスキップしていました。


◆さて、この「遥か4」ですが・・・たしかに、「遥か」シリーズのはじまり・・・というとちょっと違うかな〜という気がします。でも、一番最初に作られた「遥か1」の後で考えたのだから仕方ないかもしれませんし、古代という伝承の世界を舞台としているですから、まあ、あいまいな設定とか、まだ「八葉」とか「玉」とかの働きが決まってない時代と思えばいいかなと自分に言い聞かせてたりして。
そう、「八葉」という言葉もないし、「玉」も体についているのかついていないのかわからないし、「四神」の聖獣も、すべてそろわなくても話が進んでいくし、「龍神の神子」が異世界の王家の姫の血筋だとしたら、今までの「遥か」シリーズで、なぜ現代から神子を召喚しなくてはいけないのかよくわからないし(すでに異世界ではその力を持った人がいないから??)
そもそも、舞台となる「中つ国」の王家も謎ですね。黒龍との問答もさっぱりです。結局、コンプリートしても謎ばかりですね。
そうそう、声優さんがこれまでのキャラとはイメージの違うものをあてているのも注目ですね。
あと、「3」では「白龍の逆鱗」で時空を超えていたけど、「4」は全く関係なしに章を飛び越えられるんですよね。プレイするにはラクだけど、物語からすると必要性がわからないね。
しかも、個別ルートに入ると、プレイヤーはほとんどすることないから、タルイといえばタルイ。
この辺は、ドラキラみたいだなあと思ったな。


◆でもまあ、キャラクターは好きなので、嫌いな作品ではないです。
この作品は色が鮮やかですよね〜vvしかも、舞台が古代というか神代?っていうのは、好みです。
プレイするまで、話の舞台を知らなかったんですが、実はちょっと驚いたのは、これをプレイするちょうど1か月前に、私は生まれて初めて出雲へ出かけてきたのですよ。(といっても、観光ではなくて、出雲大社と古代出雲歴史博物館だけしか、覗いてないのですが)なので、ちょっとタイミングがよかったかな〜と思いました。
でも、スチルが少ないですよね。あと、イベントの声も中途半端でした。
ちなみにプレイしたのはPS2版です。(PSP持ってないし)
なので、残念ながら愛蔵版の追加イベントは見ていません。
てなわけで、いつものように、攻略順でキャラ紹介します。(
ネタバレ注意



◇葦原千尋・・・主人公。現代高校生かと思いきや、実は異世界の「中つ国」の二ノ姫で、唯一の王家の生き残り。突然「中つ国」へ戻ることになり、仲間とともに、国を滅ぼした「常世」と戦い、国を取り戻すつもりだったが、いつのまにか最後は「禍日神」(黒龍)と戦うハメになり、豊葦原に平和をもらたすという責務を負うことになる。可愛いくて、正義感が強い女の子なので、私は好きです。やっぱ兵を率いていかないといけないので、凛々しい姫でないといかんですね。コスチュームもかっこよいです。
ただ、幼いころの記憶がないせいか(わざとなのか)自分の家族(母王や姉姫・父など)や、常世の敵に対して感情があまりありません。それだけでなく、恋愛対象の相手の言葉にもあまり動揺していないようなところがあってちょっと違和感を感じる部分があります。


◇狭井君(さいのきみ)・・・6章あたりで出てくるサブキャラのおばさまなんですが、この人なくして話は進みません。なぜなら、彼女は「中つ国」の重鎮で、権力者であり、巫女であり、良くも悪くも、千尋に強いることの多い人だからです。
特に、千尋の「姫としての立場」「国を守る立場」を重んじるあまり、恋の障害にもなるお方なので、存在感抜群です。ある意味、悪役です。


1)葛城忍人(かつらぎおしひと)
・・・名前からして、かっこよさそうですね。実際超〜かっこいい人です!!一押しです!
切れ長の瞳で、スチルもすべてかっこいい!!とはいえ、一番最初に狙っていたわけではなく、当初は「メモ」も見ず、プレイしていたところ、途中で攻略できる人が限られていたという感じで、この人が一番になりました。美形で、スラリとしたコスチュームで、剣技も眼光も鋭い人で、若いながらも狗那族を率いて葛城将軍と呼ばれる「中つ国」の武将です。
とても21歳とは思えないほど有能な人ですね。(5年前の戦でも副将だし)
しかも、刀を使うたびに命が削られてゆくなんて、まるで
「幻水」のソウルイーター
責務に厳しく、主人公の千尋にも厳しいことばかり言いますが、実は心の優しい人で、頼りがいのある人です。(たまに見せる笑顔は最高v)

しかし、それだけに自分の命を賭しても、千尋と国を守ろうと力を振り絞り・・・
EDを見た時は「え・・・うそ・・まじ?!」と呆然としました(泣)ネオロマンスなのにっ(シクシク)
当初、どこで選択を間違えたかとやり直そうとしたんですが、攻略サイトをここで初めてチラ見したら、そのEDは間違いではなく、その代わり「大団円の書」とかで、ハッピーEDがあると知り、ちょっとホッとしました。そして、その大団円の忍人EDは、超短いものでしたが、感無量。(うっうっ)
なんで、こっちのEDをメインにしなかったんだよ〜!!って思った人も多いはず。

ちなみに、別のルートで狭井君が言っていたことには、二ノ姫のお婿さんには「○○か、△△、大伴か葛城」とか言ってたんで、結婚相手としても問題ないですねvv(やっぱ、大団円のEDのほうがいいよ〜)
あと、私は一番最初に攻略したせいもありますが、最強に育てたので、バトルでも一番重宝していました。もう、術(で四神)を使うより、忍人さんを「応援」して剣で「攻撃」してもらったほうが、なんぼか強かったです。私、強いキャラって好きなんですよ〜vv(特に剣技)
「柊」「風早」の弟弟子らしいですが、入門時のスチルがあって可愛いです。
そういえば千尋の水浴びを見ても平常心な人だったね(クス)
ちなみに大団円EDの初めに「陛下」「仕事以外はいつもどおりに話して」の会話は「アンジェ」だ・・・って思った。(私の創作にもそんなシーンがあるのよ)


2)遠夜(とおや)
・・・二番目の攻略は「土蜘蛛」と呼ばれる一族の、十八番目の森の人。(ナウシカ?)
千尋を「ワギモ」と言い、付きまとって仲間になります。(ストーカー2号)
(「土蜘蛛」は一般の人に忌み嫌われているらしく、姿を「棺」と呼ばれる黒衣で隠しているが、お約束で、顔は美形らしいです。土蜘蛛の長?のエイカも美形のお兄さんっぽかった)
言葉は独特なのか、千尋しか聞こえないらしい。癒しに長けているので、戦闘でもかなり重宝します。
(私的にはボス戦は、忍人さんと遠夜ははずせません!)

遠夜は大きな鎌を持っているのでイメージが死神っぽいですが、表情はとても可愛いです。特に、恥じらったような上目づかいの顔グラは、お姉さんの心をクラクラとさせます。
ただ、遠夜ルートっていうんでしょうか。な〜んかよくわからないんですよね〜。
たぶん、「生まれ変わり」がベースだと思うんですけども、「土蜘蛛」は昔「月読の一族」だった。昔々、人々を苦しめる輝血の大蛇を一人の少女(始まりの神子)が倒したが、その後、月読の一族の者によって命を落とした・・・というのはわかったんですけども。

とにかく、千尋はその「始まりの神子」の生まれ変わりで、おそらく神子と愛し合っていた月読の一族の青年(月読の君)の生まれ変わりが「遠夜」なんですよね?・・・で、遠夜は魂の記憶があって、千尋を見つけたという感じですが、実際どんな状況で神子が命を落としたのかわかんないし・・・神子の死と月読の一族との関係性がわからないとこが消化不良でした。

生まれ変わりと言えば、「マイネリーベ」のナオジを思いだしちゃった。あれも無理やりだったな。
(余談ですが、過去の記憶で「わぎも〜っ!」と叫んでいるところは、シリアスなのに笑えます)
でも、EDは笑顔だったけど実際問題として、結婚は身分差があって反対されると思うなあ。


3)布都彦(ふつひこ)・・・顔は可愛いのに、「中つ国」のために戦う槍の使い手。めちゃめちゃ礼儀正しく、千尋にも姫君として敬う堅物な少年。純情なので、反応が超可愛いです。姫の名前を呼ぶことも「そんなねんごろな!」だし「そんな破廉恥なことは」と首をぶんぶん振ってる様が目に浮かびます。
ただ、恋愛話としてはどうかな〜ちょっと私にはいまいちでした。

昔、お兄さんの羽張彦が、千尋のお姉さんである一ノ姫と出奔してから、布都彦は大罪人の一族の一人として汚名返上せんと、頑張ってきたのだけど、自分も千尋を好きになって苦悩するんだよね。
途中で、動かせるキャラが千尋から布都彦に代わって、「おいおい、どっちが主人公だ?」とか思ったし、千尋に比べたら、
布都彦のほうがよっぽど「乙女」だと思ったな。

ちなみにさ〜、途中で布都彦が「私は姫に邪な思いを抱きはじめているのです」とめちゃめちゃ正直に言ってるんですが、言われた千尋の方は全くの平常だったので「あれ?」って思いました。ちょっと感情が薄いのでは?とか思ったり。

これまた遠夜と同じ、EDは笑顔だったけど実際問題として、結婚は身分差があって反対されると思う。
そうだな、よっぽど活躍して、出世したらいいかもしれない。
大団円のほうでは、歌垣で、「この日だけは身分関係なく」と「姫をお慕い申し上げます」と言い切っていた布都彦ですが、あっさり場面は終了。あっけなかったです。やっぱ大団円は、フォローって感じかな。
(余談ですが、シリアスな場面で、3Dキャラの槍を持ってゆらゆら揺れているサマは妙です)


4)岩長姫&足往(あゆき)
・・・岩長姫は「中つ国」の四道将軍の一人。弟子に「忍人」「風早」「柊」「道臣」がいる。年配ながら今でも現役で兵を率いて戦をする。早く隠居したいと考えているが・・・千尋を将軍にしたてた張本人。
PS2では大団円のイベントのほのめかし「母様に重なる?」もいまいち意味不明でしたが、PSPではどうやら千尋の母の姉姫らしいという話が「逸話集」にあるようです。でも、もしそうなら彼女だって王位継承者になるのでは?と思ったんだけど。相続と一緒で兄弟がいても子供に継承されるのかな。

足往は、狗那族(犬の顔と尾を持つ一族)の少年で、忍人の部下で見習いのまだまだ未熟な下っ端。
この二人はサブキャラだけど、なんかEDがあるらしいので、条件をそろえてみたら・・・
なんだあ〜、千尋が女王に即位するノーマルEDで、千尋に声をかけるだけだった。つまんね〜
(二人同時に見れました。足往はPSPでは声つき)


5)サザキ・・・背中に翼をもつ日向(ひむか)の一族。阿蘇の山を根城にする海賊。(船を持ってない海賊)故あって、千尋と契約し、力になることを約束。千尋のことを「姫さん」と呼び、気にいっている。
ちなみにサザキとの会話は楽しいので、いろんな選択肢を選ぶと良いと思う。
羽があるのに、
よっちらよっちら歩く3Dキャラが可愛い。3枚目っぽいけど、マジ顔はかっこいいです。
サザキルートも、布都彦と同じくサザキが動く場面があるけど、サザキはめっちゃ男気がありますよ。

案の定、狭井君にふさわしくないと邪魔されて、姫のために翼を切る覚悟もし、橿原の官人とケンカをしては姫に迷惑がかかるとぐっと我慢するし、閉じ込められた塔から姫を救い出そうとするなんて、ある意味王子さまじゃないですか?サザキは思ったより、かっこよくて。見なおした。サザキみたいな人が身近にいるといいと思うなあ。でも、これも実際問題として、結婚は無理だと思う。あったとしても、サザキは自由な海賊だから、宮中の生活は無理なんで、姫さんが駆け落ちするか、サザキがさらうか、サザキが宮に通うか・・・ですね。

そう、この遥か4の姫さんは、国の王となることが前提なんで、「ファンタ1」みたいな姫君のはっきりした駆け落ちEDってのがないんですよね。
後で知ったけど、31歳の設定なんですね〜!?(びっくり)


6)柊(ひいらぎ)・・・この人はとらえどころのない人ですよねえ・・・。最初に現れた時からあやしいこと、この上ないし。(ストーカー1号)
昔は「中つ国」で岩長姫の門人、登場時は「常世」の部下になっていて、でも実は「中つ国」の姫のために戻ってきた・・・らしいけど、実際信用できるかどうかってとこですね。(信用しないと攻略できないけど)
一応、仲間になってからは、「中つ国」の軍師という肩書になっています。ちなみに美形の隻眼です。
柊ルートでは、彼が「星の一族」で未来が見え、「既定伝承」(アカシャ)・・・これってアカシックレコードのことかな・・・の通りに行動しているらしいけど。柊が言ってることは難しくて私にはわかりません。ただ、三木さんの声は超エロいです(笑)耳元でささやかれたらギャーって感じ。
でもって、過去に戻った主人公が柊と出会うとこなんですが、これもよくわかりません。その時会う柊って、まだ千尋のことを好きじゃないのに、一緒に「神を倒そう」と意気投合するんでしょうか。
(ちなみに二人で黒龍を倒すのはちょっと大変でした)

さらに分からないのが、大団円の柊です。途中で「一緒にいられない」とわけのわからないことを言って姿が消えて終わっちゃうんですが、どういうことなのか、分かる方教えて下さい。
あと、一ノ姫と羽張彦の行動をよく知っていたらしいけど、意味がよくわからないし、謎の人です。
ちなみに最後は千尋の方が柊を押しています。恋する女は強いって感じ。EDスチルって現代なんですかね?


7)那岐(なぎ)・・・現代では千尋のクラスメイト兼おさななじみ、兼同居人の少年。しかし、実は千尋と同じ異世界の住人で、「中つ国」の鬼道使い。千尋が元の世界に戻って以来、ずっと行動を共にしている。騒がしいことを好まず、一人が好きで、人に想われるのも人を想うのもイヤになっているらしい。
正直、プレイする前に一番気になっていた美形キャラなんですが(宮田さんの声が好きなんで)

最初のプレイで、2章の心の天秤を落としたまま進んでしまったので、2章までまた戻るのが面倒で、遅くなりました。ちなみに彼を攻略対象にすると、アシュヴィンは味方になりません。味方どころか、ほとんど出番がありません。かなり早いうちからルートに入ります。
で、那岐ルートで明かされる真実。実は那岐も王家の血筋を引いていたというもの。まあねえ・・・あの容姿からして、ちょっと千尋に似てるかな〜って思ってたので、兄妹?とか予想していたのですが、そうではなく親戚だったようです。
ただ、そこがまた曖昧な設定で、「ある王族」に生まれたが「力が強くて人の世では生きられず神に捧げるため川に流した」ぐらいしか話に出てないんですよね。王族といっても、ピンからキリまであるだろうし、どういう間柄なのかわからないし、那岐の力とはいったいどういうものか説明されていないし、そもそも、なんで那岐が千尋と一緒に現代にいたのかもわからない。(5年前の戦で何があったのか不明)
でもって、千尋のために王となって敵を倒すという話になり、那岐は千尋と離れて行動を起こそうとするんですけどね・・・。見ててつらいです。てか、は〜、これは
全く甘くないです。那岐のキャラでは難しいのかなあ・・・残念。
それこそ、同じ王族なら、絶対千尋のお婿さん候補としてあがるだろうと思うんだけどなあ・・・。


8)夕霧&大伴道臣(みちおみ)
大伴道臣は、布都彦と共にいた青年で、岩長姫の弟子で、どうも「風早」や「柊」「羽張彦」と同期らしい。その中でも、武門ではなく、どちらかというと補佐的な仕事が似合う人。そのため、一度は道具を使って一人だけ敵前逃亡したらしい心弱い人。千尋の仲間と一緒に天鳥船に乗り込んでいるが、「常世」の「土蜘蛛」の唆され、戦の原因である千尋を殺してしまおうと考えた人でもあるちょっと暗めのお兄さんで、あまり好きじゃないです。

夕霧は、村で出会った一見美人な女性で微妙な京言葉?を使う謎の人。性別不詳とあったことから、「絶対こいつは女装した男だ」と思っていたら、案の定だった。しかし、想像していた商人ではなかった。
この二人もサブキャラで、声なしキャラ。
これまた、条件をそろえて二人まとめてノーマルEDを見たけれど、またしても即位のお祝いの声(文字)だけだった。夕霧はスチルで男装が見たかった〜!!
(二人ともPSPは声つき。「逸話集」では夕霧とは再会できるみたい)


9)アシュヴィン・・・「中つ国」を滅ぼした「常世」の皇子の一人。千尋が倒すべき敵の一人だったが、あることがきっかけで、千尋の仲間になり故国に剣を向けることになる。情に厚く有能な武将で、誇り高い皇子。黒雷(くろいかづち)という呼び名のとおり、戦闘では全敵に雷を落として倒すので、わりと重宝する。敵にすれば恐ろしく、味方にすれば頼もしい奴。
ただ、
3Dキャラの歩き方はおっさんくさいので嫌いです。あと、石田さんの声がなあ・・・いや、石田さんの声は好きなんだけど、キャラのヴィジュアルとあうかというと微妙なんですよ。
アシュヴィンは1章の黒麒麟との戦闘に勝利しないと攻略できないので、戦闘レベルをあげないと攻略できないキャラです。私は3回目のトライでクリアしました。

アシュヴィンのルートは、政略結婚ですね。まあ、私もそれはプレイする前から想像していましたよ。敵国同士の王族が同盟のため、婚姻を結ぶのが一番穏便じゃないかなあって。ただ、ここでは結婚後、舞台は「中つ国」ではなく「常世」に移ってしまうので、他の仲間がほとんど出てきませんし、「常世」での内乱も厳しいので、けっこうハラハラします。まさかまた悲恋とかでは・・・と心配になったり。
しかし・・・あのアシュヴィンが千尋に「ごめん・・・」という場面はまさに砂吐きそう。(っていうか、私のイメージでは「すまない・・・」ですけどね)ちょっと謝るのが早くて唐突すぎたので、もっと場面を細かくして欲しかったなあ。大団円のアシュヴィンも千尋にぞっこんですね。皇子、若妻に骨抜きかも。
個人的には、幼いころ遠夜と一緒だったということで、毒殺しようとした姉の話とか、アシュヴィンから聞きたかっですね。


10)ムドガラ&カリガネ&リブ
この3人は同時にEDで見れました。いずれもサブキャラですが〜、今までのサブキャラよかイベントが濃いかも。
ムドガラは「ムドガラおじさん」と言った方がイメージ。敵の武将で、忠実なる皇(ラージャ)の臣下。千尋たちの前にふさがる大きな敵なんですが〜、戦い以外の顔はおだやかなおじさんなんで、千尋も(本当は自分の母を手にかけた男らしいと知っても)ピンときてません。なので、別のルートではムドガラは、大部分千尋たちにやられて討ち死にしてしまうのですが、攻略対象にして、イベントで親しくなると死にません(笑)
最終決戦では体を張って千尋たちを援護し、EDでは門の外でこっそり挨拶してして去ります。
(PSPでは声つきで、「逸話集」では舞踏会の昔語りをするらしいです)
後で知ったけど40代!?てっきり50〜60代かと思ってしまった。

カリガネは、サザキの親友で、同じく日向の青年。無口で料理が上手く、サザキとは漫才でいうつっこみ担当。しかし、実は過去に傷を負っており、、千尋と接するうちに癒されます。(声もなかなかかっこいいです)なので、EDも挨拶は別の場所で二人だけで、大団円のカリガネはちょっぴり切ないですね。
私はカリガネが好きです。(サザキEDを見ていないと攻略できません)彼らはストイックですよ。
ちなみにカリガネの攻略は難しかったです。というのも、6章のイベントを発生させるのに手間取ったからです。「メモ」には「十津川へ探しに行き」とあったのに、どこにもいないからさあ・・・何度も足を運んで挫折したんですよ。で、仕方なく攻略サイトをチラ見して、行方がわかりました。
後で知ったこと「え?!サザキと同じ31歳!?」

リブは、アシュヴィンの忠実な臣下で、糸目の発明好きの穏やかなお兄さん。アシュヴィン第一に行動しますが、千尋に接するうちに「忠誠と命以外はあなたに」と言うほどに。イベントは少ないんですけど、結構心に残るんですよねえ・・・特に千尋があんな風に心情を吐露できたのってリヴだけじゃないかなって思います。(風早だったら、ついなだめてしまいますもん)癒し系っていうんですかね。
彼と親しくなると、決戦前の一戦を減らしてくれますよ。
大団円のリヴも最高にいい!!常世に連れて行ってくれます(ああ、スチルがあったらなあ・・・)
果たして、「常世」の副臣と、「中つ国」の女王は一緒になれるのかなと想像してみたりvv
(PSPは声つきで、「逸話集」で家族とか紹介するらしい。スチルもあるみたいだ)


11)ナーサティア・・・常世の皇子で、アシュヴィンの兄。火雷(ほのいかづち)とも言われる。
アシュヴィンとは「サティ」「アシュ」と呼びあっているところを見ると、仲が良さそうです。進む道は違えど、お互いの行動を尊重しているところがよいですね。最後まで国のために戦った敵ですが、なかなか真面目な人です。アシュもサティなら皇でもよかったのではと思いますね。置鮎さんの声はぴったりでした。
しっかし、サティを攻略するのに、序章からとは思いませんでした。5年前が気になります。
きっと、幼い千尋が可愛くて見逃したのでは?と邪推してしまったり。
(PS2では、彼の最期は不明ですが、PSPでは「逸話集」?でEDで再会するようです)
サティの話を聞くと、千尋の母の先代女王がひどく思えますね。真相は不明ですが。
にしてもさ〜、実は皇とシャニと同時にイベントをこなしていたんですよ。だもんでEDも3人一緒かなあと思っていたら、最後の最後でセーブしたら、一人しか埋まらないから「え〜!?」と、再び最終決戦をプレイすることに。


12)皇(ラージャ)&シャニ
この二人は、ワンセットで攻略できるようになっています。
皇は敵であり侵略者のの常世の王。名前はスーリヤらしい。サティとアシュとシャニの父。
残虐非道なおっさんかと思ったら、昔は獅子王と呼ばれるほどの賢帝だったらしいが、ある時常世をむしばむ黒い太陽「禍日神」に挑み敗れて以来、意識と体を乗っ取られていたらしい。
大抵のルートでは「禍日神」ともども千尋たちに倒されてしまいますが、アシュヴィンルートでは意識が戻り、このルートでは意識も体も生きながらえます。それというのも・・・息子シャニのおかげ。

シャニは、サティとアシュの弟で、「常世」の皇子。「若雷」とも呼ばれる。出雲の領主となっていたが、まだ幼いながら口がうまいようで、女性に優しく、身元を隠した千尋にも「お姉ちゃん」と慕っていた。アシュと仲がいいらしい。
常世の皇子でありながら、中つ国の穏やかな暮らしを望む新人類?
シャニの未来日記のおかげで、このルートこそ大団円?(サティは不明だけど)
個人的には、このシャニが兄アシュヴィンの恋敵になるか、千尋をくどくといいなあvと思います。
大きくなったシャニが見たい。
ちなみにEDですが・・・まさか女王即位の式典には出てこないだろうと思ったら、シャニの手紙だけでした。ちょっと残念。
(PSPは声つきは二人とも声つきで、「逸話集」でホームドラマが追加されたようです)


13)風早・・・幼いころからの二ノ姫の従者(守役?)の青年であり、有能な武官。
5年前の戦の折も、千尋を守って異世界の現代へ。千尋や那岐の通う高校教師をしながら一緒に暮らして見守っていましたが、柊の訪れにて、中つ国へ戻ることに。千尋のいちばん身近なキャラです。
おだやかな性格で、めったに怒ることはないですが・・・
やはり恋愛となると、姫と従者、しかも実は風早の身元がはっきりしないということで、狭井君に阻まれます。風早はノーマルEDで、早めに別れのEDを見ましたが〜、もう1つのEDは9種類のEDを見た後しか攻略できないってことで、後になりました。
(「大団円の書」は、最初の風早のEDを見たら見れるようになりましたが、他のキャラのエピソ−ドが順次追加されていくようなので、私は我慢してメインとサブの全キャラ攻略後の一番最後に見ることにしたのでした)

んで、また1章に戻ってトライしたんですけども、風早の正体に「ええ〜!?」とびっくり。
空に浮かんでいたので「まさか宇宙人?!」とか思ったのははずれたけど。う〜ん・・・思いつかなかったです。でもって、こっちの話は白龍と戦わなくてはいけなくなるわ、国が混沌になり消滅するわで、もうついていけないっていうか・・・やっぱ人智を超えた世界かも。
いずれにせよ、女王さまになった千尋とは身分違いになるのでは?と思った次第。
ちなみに大団円の風早エピソード゙は現代版で面白かったです。

・・・というわけで、コンプリート!
は〜、一押しは忍人さんですが、EDがなあ・・・途中で無理やり大団円のほうにうつせないかな。


(追記)
これでもう、見落としたところはないかなあと攻略サイトでチェックしたら
サティED後に「アシュヴィンの書」の終章をプレイするとサティが仲間になるということを知って、確認しました。おお、ホントだ。サティルートを受けて対峙した時に「あの(5年前の)時(千尋を)見逃すのではなかった」「2度と裏切りはしない」と言っていましたね。サティに勝利して勧誘すると味方になってくれますが、一緒にバトルはしません。もとの会話にサティのセリフが増え、皇のセリフが「お前も」「我が子たちよ」と複数形になるぐらいかな。

あとは・・・書庫の伝承(神子神子と八葉たち)の9つの書物の内容を柊に読んでもらったけど、ランダムなので、なかなか遠夜の文が出なくてボタンを押しまくってました。しかし・・・忍人さんの伝承は悲しいものです。あと、「同じ魂をもつ異形の二人児、一人は王、一人は贄」というのは、那岐のことだよな・・・と思ったけど、それほど千尋と近い結びつきとは思わなかったし、「贄」っていうのもやりきれない。

あとは・・・戦闘で、試してなかった誓約と召喚をやってみた。コンプリートするまで「誓約」を使ったことなかったんだよねえ。ボタンを押すの苦手だし。
召喚は・・・結構面白かった。道臣さんの犠牲(ぐえっと代わりにやられてくれる)とか、舞って男相手に瘴気?暗闇?を振りまく夕霧とか(この時だけ夕霧の舞う姿が見れるんだよね。ちなみに男だけといっても、異形の敵もOKでした)バトル中にもお茶を出して癒してくれるリブとか(これは使えたかも。しまった!)・・・でも、なんといっても笑ったのが、狭井君お小言攻撃ですかね。直接攻撃はしないけど、「そもそもそちらが悪いのです・・」と、ウンチクたれるのがおかしかった。2度目でセリフが変わった人も。


コミックスはプレイ前に読んだけどさっぱり意味が分からなくて一度手放したけど、また入手しました。
あ〜・・・これで、一段落かなあ・・・。あ、そっか〜まだドラマCDがあったっけ。
こりゃまた、たくさん出てるよな〜。金欠なんで嬉しいやら悲しいやらですね。
PSPは欲しくないけど、愛蔵版のイベントだけ見たいなあ・・・

そう言えば、今まで遥かの主人公の声をあてていた川上とも子さんが、今年(2011.6)お亡くなりになられたので、非常に残念です。