〜遙かと私〜
(というより、泰明さんと私)



アンジェリークをプレイした人なら要チェックのこのゲーム。
主人公が突然平安時代に良く似た「京」と呼ばれる異世界に飛ばされて、そこで龍神の神子として(八葉と呼ばれる)美形の若者とともに鬼一族らと戦う恋愛アドベンチャー。
私も多聞にもれず気にはしていたのですが、特別発売当初から「すぐに欲しい!」とかチェックをしていたわけではありません。んが、ゲームショップで気が向いた時にやってみたらば、製作者のルビーパーティさんの思惑にドップリとハマってしまったのでした。
う〜んと、ストーリーというよりもキャラがいいですね。もろ私好みのキャラがいて、プレイして11日目には漫画を書いてました(^_^;)

さて、そのキャラとは・・・人気の泰明くんです(*^_^*)
もう、私のツボにハマってるコトこの上ない!初めてプレイしてEDを迎えたのも彼なのですが、私はEDよりも途中のイベントストーリーに泣かされましたよ。当初はセリフの選択によって話の分岐があるなんて知らなくて訳がわからないままプレイをしていたのですが、1つ間違えば泰明くんと巡りあわなかったんですねえ(しみじみ)
まず、陰陽師という設定がかっこいいし、しかもあの容姿がもろにツボv ゲーム画の顔は(ツリ目なところが)なんだか竹宮恵子さんぽいですv最初はあの顔のまじないが妙に思えましたが、やっぱ慣れましたね(笑)コスチュームも平安というよりも飛鳥時代ぽくて好きです。
性格もクールで余計なことを言わなくて、ちょっとキツイ物言いをしますが、悪気があって言うわけではなくて世間なれをしていない。だから、「悪い」と分かれば素直に謝る。そんな泰明くんが愛しいですvでも、「八葉」として自らを「道具」と言い切る彼が悲しい。だから、私は「泰明さんは道具じゃないよ!」と神子にシンクロして言ってました(^_^;)
(かなり感情移入して、話してましたね〜)

しかし、そんな泰明くんの正体を知った時、私はショックのあまり呆然としました。そして「それじゃあ結ばれないの?」と切なくなりました。更に「いつか朽ちてゆく」とか「壊れる日まで」なんてセリフを聴くと、もう「うわーん(T_T)」と泣きたくなりました。だから、京残留EDでも現代EDでもその言葉が頭に浮かんで、私にはいまいちラブラブEDには思えませんでしたね。
だから、途中が好きなんです。「今」そこにいるから。
正直言って、私は泰明くんともっと行動を共にしたかったですよ。最後までプレイして「え?これでもう終わりなの?」と物足りなく思ったほどです。物語の流れとして「八葉」が平均的に絡むようになってはいるのですが、私はできるだけ彼といましたね。もう最初から最後までずっといたかったです。
ちなみに声優は石田さんですが(好きですけど)、この泰明さんに関して言えば、別に声がついてなくても好きになってたと思います。ハイv
ふふふ、かなり泰明さんに関してはやりこみましたよ。パートナーを変えてはセリフを楽しんでました(笑)
おかげでツボな名セリフをいっぱい堪能しました。

ちなみにコンプリートした時もやっぱり泰明くんが1番よねvと思いました。(しかし、EDのイラストは全体的にひどすぎました(^_^;)ぜんぜんオマケじゃないし)しっかし、約9時間のプレイは短すぎますね。
あと気になったのは擬音。足音とか。藤姫でも部屋に来るとき「ドタドタ」音たててるし。もっと自然な音がよかったなと思いました。
アニメ画は総合的にはよいと思います。作画監督があの「妖刀伝」の大貫健一氏であることもポイント高かったです。
でも、やっぱムラがあって満点ではなかったですね。
1番好きなのはやはり「玄武召喚」!五芒星をきる泰明くんがめちゃかっこよかったです。しかも美しい〜〜vその分短すぎたのがひどく残念!

ちなみに
「2」ですが、100年後というのはまだマシかなと思いました。(世代交代が嫌いだから)
で、「2」の八葉では、私は結構勝真とか幸鷹とかがお気に入りです(←なぜか呼び捨て)泰継さんはやっぱ泰明さんとは全然違うし。宮田さんの声が好きになってからは彰紋さまも要チェック。
にしても、泰明さんほどハマるキャラはいなかったように思います。というか、ちょっと「1」と似たような雰囲気が多いので。
でもCGが「1」よりソフトになりましたね。でもまだEDのイラストは不満だな〜(^_^;)色塗りがいまいち。なんで最後までカンペキにしてくれないのだろう?あと、私はミニゲームが苦手です〜。

あと、コミックスでは永泉さんも好みなんだな〜v可愛いです。

「3」と「4」については別ページにて。

追記:数年ぶりに「2」を再プレイしようと起動したところ、ほとんどクリアしていたのに「千歳ED」だけまだみたいでした。ちなみに、2011.6に舞台化されたんですねえ。知りませんでした。



八葉抄(アニメ)
ようやく「八葉抄」のアニメを全話見たんですが・・・漫画をベースにしてますね。ちょこちょこっとオリジナル部分があって、まとめてますが。
ちょっと気になる作画もあったんですが、基本的に「もしかして、泰明さんてひいきされてる?」とか思う部分もありました(笑)
おや?と思ったのが、ラン。めちゃあかねと仲良しで驚いた。
んで、イクティとイノリのお姉さんの赤ん坊。
アクラムの仮面に力があるなんて公式だったかなあ?初めて知ったよ。(と、その後で「舞一夜」をプレイしたら、ちょこっとセリフに出て来た。どっちが制作が早いのかわからないけど)
でもさ、一番最初に仮面が壊れて顔をさらけだした場面があったけど、そんなに何枚も仮面であるのかね?たしかイクティは「一族に伝わる仮面」とか言ってたけどさ、と気になったのでした。
EDで鬼との決着がどうなるんだろう?とか思ったけど、あーいう終わり方にしたんだね。アクラムを抱きしめるあかねちゃん。まだ好きなの?とか思ったり。EDテーマで、鬼と人間が一緒に住んでて大団円?
赤ん坊の世話をするセフルにちょっと意外・・・
で、恋の行方はそれぞれのEDへ・・・ってことでしたが。
あかねが制服で、京の八葉が着物というのがミスマッチ。




舞一夜
とりあえず、PS「遙か」→PS2「遙か2」でしばらく間があいて、数年後ようやく「遙か3」→「遙か3・迷宮」→「遙か・十六夜」とやって、ようやく「舞一夜」にたどり着きました。(「八葉抄」は「1」と同じだし)

とはいえ、「舞一夜」はたしか劇場版アニメが先なんですよね。
(私はまだ見てないんです)
ゲームでは新たに季史というキャラが攻略できるという触れ込みで。
コミックスの番外編で季史さんの過去が掲載されてて、大体筋は読めたんですが、やはり全部メディアを網羅してでないと全体像は分かりにくいかもしれないですね。(それぞれ独立してるとはいえ)

さて、この「舞一夜」ですが、舞台が「遙か1」にまたまた戻るのですが、ゲームとしては短いとか単調とか戦闘がタルイとか物語的にもいろいろ思うこともあるのですけれど、雰囲気はよかったかなあと思います。
つまり、「遙か1」の良さというか、キャラの魅力を再確認したというか。
やっぱり好きだなあvと思ってしまいました。
わりと、今回内面も丁寧に表現されてましたしね。
そして何より今回のメインは「宮中」「内裏」じゃないですか。
平安時代をより身近に感じられて、「なんて素敵にジャパネスク」とか「あさきゆめみし」とかを読み直したくなりましたよ(笑)
皇后さまや中宮さまとか美人でかわいいしv内裏での噂も面白かったです。

「おまけ」はものたりなかったですが、話が短いですしね。
動画も崩れたアニメを使うよりマシかもと思いました。
スチルはよかったですよ。みなムラがなくて綺麗でしたv
私は「遙か3」シリーズより綺麗だと思ったんですが、どなたかのレヴューでは『「遙か3・迷宮」ぐらいにしてほしかった』とあって、好みの違いかと思います。
コメントといえば、アマゾンでのレヴューで背景が「遙か3」の使いまわしだ、音楽もどうだかわからない。残念だ」というのを拝見したのですが、まあ、背景については私も「あれ?」とか思ったんですが、(嵐の竜巻とか神泉苑とか)音楽は「遙か1」のものだったんで、懐かしかったですよ。やっぱ「1」の音楽は好きかもv

さて、それぞれのキャラと話についてなんですが。舞一夜は「遙か1」をベースにしながら「1」とは全く別物と考えたほうがいいですねえ。
つじつまも合わないですし、EDもアッサリ風味で違いますから。

1)なぜか1番目は
友雅さんEDでした。とにかく雅です。
2)次は
泰明さん。だけど、ひさしぶりに聞いた泰明さんの声は妙に低い気がしたのは気のせいでしょうか?(リズ先生?)あと立ち絵の笑顔がいまいち。(顔の変化がいきなりすぎる)
それに、途中の泰明さんが動かなくなったスチルは好きなものにとってはキツイかったです〜。なんか目の前につきつけられた感じ。ホントに死体みたいで悲しかったです(泣)こっちのイベントはいまいち。
晴明さんが出てくるのはよかったけど、私はあの人に一言物申したい。
3)
永泉さんは、イベントがよかったです〜v このゲームは永泉さん一押しですねv 神子にぞっこんで、あの苦悩が切なくてたまりません。あいかわらず後ろ向きなところがおかしいですけど、スチルもよろめきます。ファンなら一度やるべしv 再燃しそうです。
(ちなみに永泉さんの笑顔は妙に怖いんですが・・・)
なので、永泉さんのプレイだけセーブ多めです。
4)
鷹通さん。舞一夜の髪は結構ウエーブ。
しかし、恋よか仕事通って感じ?途中は苦しかったよ。あんた全然わかってないって。「どこまでも一緒」っていう最後はよかったけどね。
そういえば、鷹通さんのお父さんがセリフだけ初登場〜v
5)
頼久さんもよかったです。私実は彼がいまいち苦手だったんですが、「舞一夜」で好きになりました。最後の「神子殿!」にはうっとり〜v
6)
天真は、いまいち・・・蘭、全く無視だなあ。宮中だから影薄いかも。
7)イノリも、出番少ないよね。相変わらず熱いけど。季史に嫉妬するトコは新鮮v 鮎の塩焼き食べたいな。(うう、同じ声でもやっぱヒノエが好きだ) そういえば、八葉抄アニメのイノリの頭は爆発してたな。(ドラゴンボールみたいだった)
8)
詩紋、セフルのイベントがなごむ〜。対してアクラムは今更だけどひどい奴。詩紋くんは・・・やっぱ詩紋くんだ(宮田さんだけど、やっぱ無理。大人声でないと萌えない・・・)
9)
季史・・・なきボクロの美形。話し方が好きv 「あかね・・・」と呼ぶのが切ない。普通の公達で、攻略してみたいなあ。
現代EDは、救われるけどいまいち理解不明。(セリフ短すぎ)
やっぱ劇場版見てないと、わかりにくいなあ・・・


劇場版アニメ・舞一夜
見たいと思っていた劇場版、ようやく見ることができました。
(その前に小説も読んでみたけど、あんまし印象はなかったかも)


なかなか絵は奇麗でしたね〜(頼久の髪が結構多そうだったのは気になる・・・)
あの京の映像は、ほんとに当時の平安京に来たみたいな錯覚を覚えます。(「陰陽師」の映画もしかり)
にしても、あかねちゃん、暗い・・・悩みまくりです。
このあたり小説と同じでした。
季史の顔はもっと見たかったなあ・・・なんて。
季史との出会いは、ゲームと違ってましたね。ゲームは内裏へ行く途中で出会って、映画はあかねがひとり京をさまよっている時。
季史も、ゲームでは(小説もだっけ?)アクラムがそそのかした感じで怨霊化していたけど、映画じゃ全くアクラムが出てこなくて拍子抜けした。別に出てこなくてもいいけど、てっきり出てくるかと思ったんで。
なので、怨霊・季史VS八葉という構図でしたね。にしても、怨霊化した季史ってめっちゃ強いですよ。びっくりするぐらいでした。動きも速いし、さすが、舞人だっただけあるって感心しました。八葉たちうとできません。
そういえば、怨霊なのに、すれ違ってもわかんないんだね〜。まるで「君の名は・・・」みたい(古っ)
子供のころの季史、可愛そう(漫画と設定違う)
あかねが季史が怨霊と知ったところとか、舞殿に現れたとことか、すごく悲しくて感情移入できました。
永泉さんはあまり活躍しないのかな〜と思ったら、あかねに季史のことを語ったり、浄化の笛を吹いたり、結構活躍してました。(やっぱ永泉さん、好き〜)
ちなみに私が1番ツボだと思ったセリフは、泰明さんの
「だが、そうすれば神子が泣く」です。
天真があかねを案じて「泰明、早く調伏しろ」と言ったことに対して、その通りにすればあかねが泣いてしまうと言ったんですよ。めちゃ嬉しかったですv
この映画版の泰明さんはどうなんだろう?まじないが解かれてるのかな?
けっこうあかねに優しいからびっくりです。
初期の泰明さんならぜったい躊躇なく、調伏してたはずだし、あかねが季史に惹かれてると知っても「なぜだかわからない」ぐらいいいそうなものなのに、そういうことはなかったんで。
ラストはちょっと拍子抜けしたけど、浄化されてから舞ってるなんてね(あのろうそくはどうやって??)
そういう意味ではゲームのほうが楽しめるかな・・・(またプレイしてみたいです)
ちなみに、季史さんが死ぬ冒頭の場面、まさか笙を吹いていたのが、友雅さんの若かりし頃とは思いませんでした。(20代かな)