〜幕恋と私〜


これもプレイしたかったゲームの1つでした。
といっても、幕末は苦手なんですけどね〜
だって、新選組ってあんまりいい結末じゃないでしょう?みんな死んでしまうし・・・(くっすん)
しかも、学生時代の歴史の授業って(時間がたらなくて)現代に近づくほどおざなりになってたし・・・
なので、あまり詳しくないです。だけど、やはり歴史ものは好きなので、興味はありました。

しかし、キャラクターの絵がいまいちクセがあるなあと思って、安くなったら(安く売っていたら)やってみようと、思ってました。
なので、実際プレイしたのは遅いです。(2007.7)

アマゾンでの感想でおぼろげな内容は知ってましたが、事細かな知識も、攻略サイトも全く見てない状態でプレイしてみました。
女主人公(名前変更可)が新撰組の新人としてともに生活するわけですね。

なるほど〜たしかにノベル形式のようで、ほとんど会話部分しか選択肢がないんで、楽といえば楽ですかね〜(スキップ機能重宝します)
でも、やっぱだんだん話にひきこまれちゃって・・・
気がつけば3時間半ぐらいたってたりして(あ、週末ですよ)
ちょっとキャラクターが多くて名前とか覚えられなかったりするんですが。
イベントが多く発生するので面白いです。
ですが、途中のアイキャッチやタイトルがうざいです。イライラ〜
イラストのCGは結構いいです。美形キャラ多し。
ただし主人公には感情移入できないなあ。(もうキャラ決まってるし)

1)1番最初にEDを迎えたのは山南さんです。(迎えたっていうのかな?)
姿が、「遙か」の鷹通さんぽくて(眼鏡キャラに弱い)、しかも文武両道で、無駄な武力を避ける人で、超好みですv
で、選択肢に山南さんがいたら会話して・・・
でもたしか山南さんて・・・いや、新撰組ってほとんど死んじゃうよね〜とか思いつつ、でもなんか・・・へえ・・・・という場面とかあって・・・
この時代、正義と信念とかいろいろあって、山南さんの子供塾での講義は心にジ〜ンときてしまって・・・
ああいう結果になってしまったのは残念でしたけど、最後の別れのCGは泣けてきそうでした。
たぶん、重くなってしまいがちな場面だったからさらりと流した感はいなめなかったけど、だからこそ、歌のあとのヒロインのCGにもギャグっぽいところがあったけど、うん、ちょっと映画みたいで余韻が残りました。
歴史は変えられないけど、やっぱり幸せになってほしかったなあって思いますね。
もっとラブラブなイベントも期待しないでもなかったけど、あーいうストイックな精神的なラブも私は好きなんだなあ・・

2)次にEDを迎えたのが斉藤さん。この人めちゃかっこいいですvv
頭髪が「テニプリの神尾」みたいだけど(神尾も好き)。目が澄んでいます。
あ〜、でも顔がイメージと違ってちょっとばかし若いので、私には三木さんの声はちょっと違和感があったかなあ。
無口で、冷静で、実は優しくて内面の熱い義理堅い男の中の男v
こんな男性にくどかれたら最高です。
会話がOKな時の微笑みと、遠くを見ているような眼差しが素敵v
途中彼の真顔の告白を聞いたらクラクラ〜。
(別に狙ってたわけじゃないけど、選択のままにたどり着いた)
しかし・・・山南さんが第7章ぐらいで終わったのに、この人と来たら戦いがすべて終わるまでなんで、第20章(以上?よくわからん)までだったんで、すんごく長かった〜!!
次から次へと敗走するところは、「マイネリーベ2」のゲームと同様だ。
もうひたすら戦ってますよ。生きてるのが不思議で、最後どうなるんだろう?って思ったら
(ネタバレ)
HAPPY END。ああ、死ななくてよかった〜。
・・・にしても、斉藤さん面白すぎv

3)次は沖田総司。彼は有名ですから〜
凄腕の剣士、そして薄命。絶対血吐いて死ぬ・・・そうわかってるからさ・・・
でも、このゲームの沖田は剣で人を斬るのが楽しいちょっと危ない系。
最後はやっぱり・・・てな流れだったんだけど、
(ネタバレ)
あの赤ん坊はなに?いったいいつのまに・・・!?
でも、こういう歴史的な動乱の時代は、みんなが命を張って活動してるから

いつ死ぬかわからない世の中を生きているから
なんていうのかな、子供は「命をつなぐ」という意味ですごく重要なんだなってと思った。
関係ないけど、今の「できちゃった結婚」てわけじゃないけど
SEXしたら予定外で子供ができたんだけど〜・・・じゃなくて
そういう時代の女性は、必死で愛する人の命と未来をつなぐ使命をもって生きてゆくんだなあって思ったり。
(あ、別に子供が絶対に必要だとか、それが当然とか普通だとは絶対言わないよ)
でも、そういう終わり方をする話が多いのも確かだと思う。
「後宮小説」もそうだったな。
ちなみに沖田は、イラストでセミヌードが見れます(笑)
1つは健康診断で、1つは療養中(背中が色っぽいぞ)

4)次は藤堂平助くん。なんかアイドルみたいな可愛い男の子なんだけど(あ、髪型が「アプリコット」の元気くんみたい)かなり勉学もしてるみたいで、意外性はあるかな。(設定ではお坊ちゃんみたい)
彼もなあ・・・途中で死んでしまうんだろうなあと思いつつ、プレイしてたんだけどさ。新撰組から離隊して、その後策略によって敵対することになり、そして新撰組の手によって死す・・・というのが、他のルートの平助だったんだけど・・・やっぱこれも悲恋なのかなあと思ったんだけど
(ネタバレ)
ED後、あ〜よかった〜(ホッ)
これも一応HAPPY END・・・ということは、山南さんも助かる道があるのでは?と思った次第。どうなんだろう?
攻略サイトとか見れば早いけど、自力でやりたいからなあ。
ちなみにこれも10章ぐらいでEDだったので、助かった・・・
お互い敵になっても、全力で戦って「相手を斬れる」と言い切ったところは「平助くん、すごい」と思いました。
あ〜、こっちも14章ぐらいで短い方だったかな。


5)次は結果的に近藤さんになりました。結果的に・・・というのは、どのあたりでEDを迎える相手が確定するのかわからないからです。(親密度みたいな見えるものがないし)だもんで、当初は山崎さんかなあ・・・ぐらいでやってたのが、土方さんもイベントが起きて・・・そうこうするうちに、山崎さんが死んでしまって、あら?とか思って、う〜んどっちだろう?とか思ったら近藤さんでした。
彼は新撰組トップなだけあって、一見チャラチャラした遊び人みたいな風体ですが、かっこいいですv(あのしゃべり方もツボ)
ただ、すでに妻子持ちだからなあ・・・恋愛としてはちょっと微妙・・・
まあ、大人の魅力というか色気はたっぷりですね。
イベントの「艶姿」で主人公の舞に見とれてしまうところが、個人的には好きかなあ。あの時に近藤さんは初めて主人公を「仲間」じゃなくて「女性」として自覚したんだと思うから。
奥さんもねえ・・・複雑ですよねえ・・・たぶん強がりも入っているけれど、妻としての意地もあるんでしょうね。近藤の一番の理解者は私なんだって。
だから、主人公と近藤がお互いの心を打ち明けあったときも、やっぱ微妙だなあって思いました。
「俺は夫にはなれないけど、生涯の恋人になろう」とか言って。
・・・・でも、正直あの主人公には、あの近藤さんを落とす魅力がいまいちない気がします・・・。
(ネタバレ)
で、やっぱ近藤さん死んでしまって、でも他のルートみたいに「斬首」じゃなくて、よかったという感じですかね。最後に主人公が処刑場に乗り込んでいくのはよかったんですけどね・・・
ちょっとむなしさが残ります。
まあ、奥さんいるんだし、二人で暮らすのは無理だよね・・・
しかも、ED後は・・・なによ、天国?とか思って。ちょっとつまらんかったな・・・あ〜でも、新撰組ってたったの5年だったのか〜ってちょっとシンミリしました。(17章ぐらい)
こーなると、やっぱ山南さんのハッピーエンドはないよなあ・・・(泣)


6)近藤さんEDに至ったのセーブデータの途中から、近藤さんを避けたら、山崎さんEDになりました。
山崎さんはねえ、美人さんなのよく会話してて、わりと早めにイベントとか発生してたんだけど、最後に別のキャラに食われてましたね。
普段は女っぽくてもいざと言うときは男らしいっていうのが、王道ですが、山崎さんは最後まで女らしかったなあ(笑)
声が皆川さんだったんで、リョーマ声とか出るかなあと期待してたんですが、ありませんでした(残念)
他のルートでは、山崎さんは井上さんと途中あっさり死んでしまうキャラなのですが、やはりメインになると死にそうで、死にませんでしたね(ホッ)
最後まで着流しとかの青年姿が見られず残念。


7)次に(土方・永倉・原田と会話してたんですが、永倉新八EDに至りました。
あまり甘いイベントはないんですが、主人公が襲われて助けに来るところはかっこいいし、「口説いてやるから待ってろ」なとこはよかったと思います。明るめのHAPPY・ENDでしたね。
その場に他人がいたのが珍しかったです。
ちなみに永倉と、このあとの原田のルートではっきりと平助くんの死がわかります。


8)そして原田ED。原田さんは〜、あの格好が気になりますね。胸の刺青も大きいし、腹のキズもあるけど、1年中お腹出して冷えないのかなあと思ったり。あ〜、ちょっとこのゲームは季節感ないよなあ。
これもほとんど新八と同じルートになるよなあと思いつつ、ちょっとうんざり気味でやってたのですが、やはり土方さんよりも親しみがあるのでこっちになりました。
新八EDは近藤さんと別れたところで終わってますが、こちらはそのまま続いて、主人公が重症になり、また上野戦争の場面が新たにあって新鮮でした。これも最後はあわやというところで、HAPPY ENDになるのですが〜、あの最後の団子のCGはいただけない。「死ぬときは一緒だ」というのは面白いんだけど、美しい絵が見たいよ〜

9)土方さんを攻略するのはちと飽きたので、ここらで才谷さんED
当初、なんで攻略できないんだろう?って思ってたら、マイネのジークと同じで、一度クリアしてから「はじめから」プレイしないと、ダメだったんですね。は〜やられた!
ん〜、才谷さんはわりと好きですねv最初見たときはわざとらしい方言だなあと思ったけど、慣れてくるとクセになりそう。
ならず者に銃を向けて、脅す(?)才谷さんの口調がかっこいいです。
このルートで一番嬉しいのは、やはり才谷さんが死ななかったこと。
毎回死に顔を見たくないからなあ。そしてこのルートではついに才谷さんを殺害した犯人がわかります。
ただ、主人公のその後としてはちょっといまいちかな。
あれよ、あれよと新選組がなくなって、主人公はなんのために戦っているのやらって感じで、ただ時間がすぎるのを待ってるだけ・・・みたいで、なんかイヤでした。で、運良く?再会するなんてさ〜、ちょっとありえない。
まあ、海外に行くのは予想範囲でしたね。


(で、ここで一端お休みして)
10)そして最後にやっと土方さんですよ。この人っていつも眉間にシワが寄ってるよなあ。会話も難しいし。どうしても避けてしまうので後回しになってしまった。それに、やっぱねえ、最後が最後ですから。
一番長いかもしれないね。(21章だっけ)
近藤さんの死後も戦い続けるんだから、たいしたもんだ。
しかも北海道まで。
ああ、いう終わり方しかないよなあ・・・
でも、歌の最後のスチルは意外でした。
・・・ちなみに、私昔に函館に一度行ったことがあるんですが、その時「土方歳三最期の地」という碑を見に行きました。
でも、その頃は新選組ってほとんど知らなかったので、どっちかというと「五稜郭」の建物に感嘆したぐらいで。
今行くと、もっと感慨深いだろうなあ。


総合的には・・・うん、このゲームは歴史を振り返るきっかけになるじゃないかな。
ただ、私はもともと新選組に思い入れがなかったんで、すんなり入って、返って興味がわいてきたんだけど、前からすんごく新選組が好きな人はキャラによっては「こんな人じゃない」って思うかもしれないなあ。
ちなみに私個人の希望を言えば、主人公がもっと感情移入できるようなコだったらなあと思ったり。しかも、ちょっと容姿が幼いかなあ。(恋人っていうより兄妹って感じだし)それがちょっと残念。

でも、いいゲームですよv私は好きです。
だもんで、ドラマCDも買っちゃった〜v
(でも、ドラマCDとしては作品完成度低いかな〜とか思ったり。
ちょっと薄っぺらいかな・・・残念。
岡田くんの話はよかったけど、短く感じたなあ。
あと鈴花の声がキャピキャピすぎるようような・・・)
小説も購入(番外編みたく、なかなか面白かった)
あとビジュアルブック?・・・結構ハマってますね(笑)

(余談)
才谷さんが攻略できなかった時、もしかして他のキャラが攻略できるんじゃ・・・と密かに思ったり。
大石鍬次郎なんか何気にUPなんかあるしさ(笑)
しかも、殺しまくり(あの人もあの人もあの人も〜)
こーいう人が攻略できたらもっと面白かった!?
(鍬次郎のヘンな顔が好きですv)

(暗転)
わ〜、なんかタイミングいいけど、次回作が発売されるんだね。(2007.10)
また安くなったら買おうかな。(それか券があったら)
なんと、鍬次郎が目立ってるよ〜(攻略対象!?)


(暗転)
予約して買っちゃったよ〜次回作
だもんでレヴューはそちらで見てね♪


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